大リーグ日本開催は6度目 イチロー引退、松井も凱旋
日本ではこれまでも米大リーグ公式戦の開幕シリーズが行われてきた。2000年のメッツとカブスの顔合わせに始まり、今回のドジャースとカブスの対戦で6度目。数々のドラマに彩られた過去の日本選手の活躍を振り返る。
ファンの記憶に新しいのは19年だろう。3月20、21日にイチローと菊池雄星のマリナーズがアスレチックスと東京ドームで対戦した。イチローは前年5月に球団の会長付特別補佐としてフロント入りし、以降の試合は出場せず、19年のキャンプにはマイナー契約の招待選手として参加。開幕前から進退が取り沙汰される雰囲気があった。
「9番・右翼」で先発した第2戦、八回裏だった。いったんは右翼の守備位置に向かってから、交代のためベンチに退いた。満員のファンから大歓声を浴び、ベンチ前では感極まった菊池と抱き合った。「後悔などあろうはずがありません」と晴れやかな表情で、現役生活に終止符を打った。
04年にはメジャー2年目の松井秀喜がヤンキースの一員として、デビルレイズ(現レイズ)との2連戦のために凱旋した。





