大谷翔平、初回に珍しい2打席連続四球 満塁機で4球連続ボールに場内ブーイング 初ABSチャンレジは成功
「オープン戦、ドジャースーガーディアンズ」(11日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平投手がキャンプ地最終戦に「1番・指名打者」で出場し、初回に2打席連続四球。2巡目の打席で2死満塁の絶好機に押し出し四球で歩くと、快音を期待した観客は小さなブーイングで不満をあらわにした。
キャンプ地最終戦。オープン戦初めて2試合連続出場した大谷は初回の打席で自動判定システムに対して初めてチャレンジ権を行使した。1ボールからの2球目、高めの148キロ直球がストライクと判定されると、すかさず右手で自分のヘルメットをポンポンと叩いて裁定を要求。場内のスクリーンでコース確認の画像が映し出され、判定はボールに覆った。最後はフルカウントから6球目、内角に外れるスライダーを見送って一塁へ歩いた。
塁上ではウッドワード一塁コーチとヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」の儀式。2番エドマンの左中越本塁打で先制のホームを踏んだ。
この日の相手先発はメジャー経験のない25歳の左腕。ドジャース打線は打者9人で4つの四球を選ぶと、大谷は2巡目で2死満塁の場面で打席に立ったが、結果は4球連続ボール。最後の球が大きく外れると、スタンドからはため息とともに不満の声が上がった。
二回2死二、三塁の場面で迎えた第3打席は一ゴロだった。予定どおり、3打席を終えて球場を後にした。




