大谷翔平「もう出られる」2月末にもOP戦出場へ 今季も「1番」起用、ロバーツ監督明かす
「オープン戦、ドジャース4-12カブス」(20日、グレンデール)
米大リーグは20日、アリゾナ州グレンデールでオープン戦が始まり、ドジャースは3月の東京での開幕シリーズで顔を合わせるカブスと、全30球団の先陣を切って対戦した。ドジャース・大谷翔平投手(30)は出場しなかったものの調整に手応えを示し、ロバーツ監督が今季も1番起用する方針を明かした中、2月末から3月上旬に出場の見込みだ。この日先発した山本由伸投手(26)は、1回2/3を3安打無失点にまとめた。
昨年11月に左肩を手術し、投打の“二刀流”で調整を続ける大谷は、この日のオープン戦では出場しなかったものの、早ければ2月末にも打者として出場する予定となった。練習では投手の球筋を再現できる最先端の打撃マシンを使って打ち込み「実戦でもいけそうな感じだった。(打者では)感覚的にはもう試合に出られる感じ」と好感触を語った。
昨季はオープン戦から「2番・DH」で出場。ベッツの負傷で6月中旬に1番に移ると、そのまま固定されて史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成。ワールドシリーズ制覇にも貢献した。そういった中、この日の試合に先立ってロバーツ監督は「翔平が1番打者だ」と、今季も大谷を1番で起用する方針を明かした。それについて大谷は「プランはプランでしかない。昨年も1番を打つ予定はなかったし、どこに入っても自分の打撃ができればいい」と指揮官の考えに応じていく構えだ。
投手復帰に向けても、着実に段階を踏んでいる。18日にはブルペンで2度目の投球練習を行ったが、2度とも150キロ台を記録するなど順調で「いい強度で投げられた。次回はもうワンステップ上げられたら」と先を見据えた。ドジャース2年目の今キャンプは表情が明るく、この日も笑顔を浮かべながら会見場所へ。英語力も格段に進歩し、米記者の質問に通訳を挟まずに直接応じるケースもあるなど、充実の日々を過ごしている。





