ドジャース、OP戦初戦はカブスに逆転大敗 大谷は不出場 韓国・金彗成は無安打発進 ストライク判定は選手が“ロボット”に勝利
「オープン戦、ドジャース4-12カブス」(20日、グレンデール)
3月18日に東京ドームで開幕戦を迎える2チームは他球団より一足早くオープン戦が開幕。ドジャースはマイナー契約のベテラン、ロサリオの2点弾で先制したが、投手陣の乱調で逆転負けを喫した。カブスは遠征試合のため、鈴木誠也外野手ら主力は帯同しなかったが、15安打で12得点を奪う猛攻だった。ドジャースの大谷翔平投手は出場しなかった。
ドジャースは東京開幕戦の先発投手が決まっている山本が先発のマウンドに立ち、1回2/3を投げて無失点。27球を投げて2つの三振を奪い、最速は156キロを計測した。甘いコースを痛打される場面もあったが、スプリットやカットボールで要所を締めた。
チームは二回にメジャー通算169本塁打のロサリオが二回に先制2ランを放ってメジャー昇格をアピール。しかし、三回からマウンドに上がったミラーがライナー性の171キロ打球を前頭部に受けて降板。スクランブル発進となった投手が四球と適時打で逆転を許す。リリーフ陣も打ち込まれ、大敗を喫した。
韓国リーグからポスティングシステムを利用してドジャースと3年1250万ドル(約19億円)で合意した金彗成(キム・ヘソン)は「8番・二塁」で実戦デビュー。予定どおり2打席に立ち、三ゴロと四球だった。米初安打は持ち越された。
今オープン戦では自動ボールストライク判定システムを試験的に導入。一部メディアは「ロボット審判」と表現しているが、実際には球審に代わるロボットが登場するのではなく、自動判定システムによる結果を球審に伝えるというもの。
この日は初回無死一塁の場面でドジャースのマンシーへの内角低め直球がボールと判定されたことに対し、カブス先発ポティートが異議を唱えてチャレンジ権を行使。場内大型スクリーンにグラフィックで投球の軌道が再現されて判定はストライクに訂正された。





