ド軍 日本勢ロッカー3人横並び 大谷笑顔&ファンサでリラックス 山本先陣ブルペン30球
ドジャースの大谷翔平(30)、山本由伸(26)、佐々木朗希(23)の3投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州グレンデールの球団キャンプ施設で調整した。佐々木がこの日からチームに合流。クラブハウスで使用する3人のロッカーの位置が並ぶことが分かった。当初はこの日がバッテリー組のキャンプインのはずだったが、球団は急きょ日程を変更。連覇の鍵を握る3人が12日(日本時間13日)に本格始動する。
すでにキャンプ地入りし、自主トレを行っている大谷と山本に佐々木が合流。23年3月のWBCで日本代表を世界一に導いた3人が初めて顔をそろえた。報道陣に公開されたキャンプ施設のクラブハウス。使用するロッカーの場所も3人が並んだ。
昨季のロッカーの位置はともに新加入選手だった大谷と山本が隣同士。今年は移籍1年目の佐々木が大谷と山本と横並びで追加された。球団の配慮を感じさせる配置。ロッカー前で3人が談笑するなど、心地よい空気が流れた。
当初はこの日がバッテリー組のキャンプインのはずだったが、身体検査が11日にずれ込んだ影響で、球団は急きょ予定を変更して一日後ろ倒しに。選手たちは個々のメニューで調整した。
大谷は重量の異なるプライオボールを使った壁当ての後にフィールドに出てキャッチボール。約30球を投げた後、捕手役に座ってもらい、さらに13球。直球だけでなく、カーブやツーシームを交え、感覚を確かめた。投げ終えた後は金網越しに声援を送るギャラリーに向かってボール2球を投げ入れてファンサービスに努めた。
この日は打撃ケージには入らず、走力を強化。データ解析器具を着用してみっちり走り込んだ。練習の合間には韓国プロ野球・キウムから移籍してきた金彗成(キム・ヘソン)に声を掛けて笑いを誘う気遣いを見せる場面もあった。
連覇を狙うチームの先発陣の柱として期待される3人。先陣を切ってブルペンに入ったのは山本だ。ノーワインドアップとセットポジションを合わせて30球を投げた。3月18日の東京開幕戦の先発投手最有力候補。ロバーツ監督ら首脳陣や選手、球団関係者ら30人が見つめる中、データを確認しながら入念に投げ込んだ。
仕切り直しとなったバッテリー組のキャンプイン。ファンはドジャーブルーの練習用ユニホームに身を包んだ3人の初そろい踏みを待ち望んでいる。





