ドジャースの大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が１１日（日本時間１２日）、アリゾナ州グレンデールの球団キャンプ施設で調整。それぞれが順調な調整ぶりを見せた。

　佐々木は身体検査を終え、昼過ぎにグラウンドへ登場。入念なウオーミングアップを行い、最長４０メートルの距離でキャッチボールを行った。プライアー投手コーチを含む１６人のスタッフが見守る中、１球、１球、丁寧にボールを投げ込んだ。

　大谷は壁当てを行った後にキャッチボール。捕手を座らせて投げ込んだ１３球では、力強いボールを投じ、２３年に受けた右肘手術からのリハビリは順調に進んでいる様子。終了後にはフェンスの外にいたファンにボールを投げ入れ、歓声がわき起こっていた。その後は特別な機器をつけてスプリントトレーニングに励んだ。

　山本はブルペン入りし、ロバーツ監督らが見守る中、捕手を座らせて３０球。変化球も交えながらキレのあるボールを投じた。

　クラブハウスが開放されると、入り口からテイラー、ベッツ、大谷と並び、予備のロッカーをはさんで山本、佐々木と続く配置に。昨年も移籍１年目の大谷と山本が隣同士となっており、球団側が佐々木のストレスを軽減するために配慮した形になった。

　クラブハウスでは３人で談笑するシーンもあり、コミュニケーションを図った。佐々木は状態を見て現地時間１２日（日本時間１３日）に初めてブルペンで投球練習を行う予定となっている。