大谷翔平が衝撃告白 ロス山火事で避難生活 避難先でインフルエンザ「寝込んでいた」 自宅は「後ろの方が燃えていた」

 トークショーで質問に答える大谷(撮影・小林信行)
 ファン感謝イベントでステージに登場し、司会者と握手を交わす大谷(共同)
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 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)が1日(日本時間2日)、ファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に参加し、1月にロサンゼルス近郊で発生した山火事の影響で、第1子を妊娠中の真美子夫人と愛犬デコピンとともに一時避難していたことを明かした。恒例のトークショーではワールドシリーズ連覇に意欲を見せ、ファンを沸かせた。

 特設ステージに背番号「17」のユニホームを着た大谷が登場すると、会場は一気に熱を帯びた。「ドジャーフェスト」恒例の主力選手によるトークショー。昨季は移籍1年目でワールドチャンピオンに貢献し、自身にとって3度目となる最優秀選手の称号を手にした“チームの顔”は「M!V!P!」の大合唱に笑顔を見せた。

 今年初の「ショウ・タイム」。会場が静まり返ったのは、オフの日本帰国を問われた時だった。

 「(日本に)戻れれば良かったんですけど、火災もあって、僕も避難しなきゃいけなかった」

 1月にロサンゼルス周辺で同時多発した米国史上最大規模の山火事では29人が死亡。住宅など1万8000棟以上が損壊し、約38万人に避難命令・警告が出された。大谷は夜中に携帯のアラートが鳴り、自宅を離れたことを振り返り、「忘れ物をして一回(自宅に)戻った時に、結構後ろの方が燃えていたので『うちも危ないかな』とは思っていた。それよりも妻とデコ(ピン)と一緒に避難することの方が先だったので、すぐに荷物をまとめて避難したという感じでした」と衝撃の事実を明かした。

 幸い、家屋に火が燃え移ることはなかったが、山火事の煙は人体に悪影響を及ぼすため、約2週間の避難生活を強いられた。時を同じくして自身はインフルエンザに罹患(りかん)。「避難した先で寝込んでいた」と語った。

 23年9月の右肘手術と昨年11月の左肩手術を乗り越え、「二刀流」復活を期すシーズン。自然災害による調整不足が心配されたが、現在は自宅に戻り、週5、6日のペースで順調にトレーニングを敢行している。

 「投球練習もやっていますし、打撃練習も始まって強く振っているところ。いい状態でスプリング・トレーニング(キャンプ)に入れれば、開幕からしっかりいけるんじゃないかなと思っています」

 投手復帰については「いつというのは今の段階では言えない」と大谷。キャンプ地で予定しているブルペン投球を見てからになるという。

 10年契約の2年目。昨年のワールドシリーズを制した日に、大谷が球団幹部に「あと9回、優勝したい」と言ったのは有名な話だ。「本当に心の底から思っています。僕がいる契約の中で、できれば最高だなと思っています」。大谷の“連覇宣言”を受けて会場に再び、MVPコールが起こった。

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