パドレスが佐々木朗希争奪戦から「撤退」 米記者報道 他の2選手と国際契約へ ドジャースとブルージェイズの一騎打ちか
ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手について、全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は17日、自身のXで「複数の情報源によると、パドレスは佐々木朗希から撤退すると聞いた」と報じた。別の2選手と国際契約を結ぶ方向だという。佐々木を巡っては大谷翔平らが所属するドジャースと、ブルージェイズ、ダルビッシュ有、松井裕樹両投手が所属するパドレスの三つ巴の様相とみられていた。
佐々木の獲得競争にはメジャー20球団が参戦。米報道によると、同投手はパドレスのほか、ドジャース、ブルージェイズ、ヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、レンジャーズ、カブスの8球団と面談し、前日までにパドレス、ドジャース、ブルージェイズの3球団に絞り込んだという。一部では佐々木がパドレスの本拠地を訪れ、球団幹部や現役選手らと2度目の面談を行ったとも伝えられていた。
ポスティングシステムに関する現行制度では、25歳未満か、プロ6年目未満の海外選手はマイナー契約しか結ぶことができない「25歳ルール」があり、佐々木の契約金は今月15日に更新される国際ボーナスプールで上限が定められている。また、メジャーに昇格した場合でも年俸は最低保証額の76万ドル(約1億2000万円)となる。