大谷翔平の盗塁はなぜ成功する?専門家が分析したスタート&スライディング「捕手があきらめて投げるシーン多いでしょ」

 「ダイヤモンドバックス6-11ドジャース」(2日、フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平選手は今季2度目の1試合3盗塁をマークするなど、2安打2得点でチームの勝利に貢献。今季通算46盗塁となり、前人未到の「50本塁打-50盗塁」へ確実に歩みを進めている。

 その中で興味深い数字がある。それは盗塁成功率。本人が「失敗しないように」と語っていたように成功率は90%超を記録しており、かなり高い数字だ。日本と比べて投手のクイックモーションは緩いが、捕手のスローイング技術は高い。

 なぜここまで成功率を上げられたのか-。阪神、広島、オリックスで指導者を歴任し、一塁ベースコーチとして谷佳知らの盗塁王獲得へ導いてきたデイリースポーツ評論家・岡義朗氏は「正直、ここまで走塁センスがあるのかという印象。(代走の)スペシャリストと同じくらいの技術、そして準備があると思う」と分析する。

 着目した点はスタートとスライディング。スタートに関しては「もちろん相手のクセとか事前のデータは把握していて、スタートを切る勇気もあるんだけど、見ていて離塁の仕方がすごくスムーズ。普通はスタートを切るタイミングになれば、セーフティーリードをとって『さあ、行くぞ』って雰囲気が出る。でも大谷はそれがない。警戒される中ですごくスムーズに出て、抜群のタイミングでスタートを切っている印象」と評した。

 その上で「だから大谷の盗塁はもう捕手があきらめて投げるようなシーンがすごく多いでしょ。それだけ完璧に近いものがある。おそらく事前の準備をしっかりしているんだろうね。それでタイミングを計りながら早いカウントでスタートを切る。これは打席にいる打者にとってもすごく大きい。追い込まれるとどうしても打撃に制限がかかるけど、早いカウントであればある程度、余裕を持って打ちにいけるわけだから」と岡氏は言う。

 そしてスライディング。「体が大きければ大きいほど地面と接する部分が大きくなり、体重も増えれば増えるほど重力の関係もあってブレーキがかかりやすくなる。でも大谷はスライディングしても減速しないし、軽やかに滑っているように見える」と分析した。MLB公式で大谷の身長は193センチ、体重は95・3キロ。大柄な選手がこれだけスチールを量産できるのは「本当にスペシャリストくらいの技術と準備をしているからだと思う」と言う。

 「打って、走って、投げてという形でね。ホームランはもちろん魅力なんだけど、きょうみたいに二盗、三盗と立て続けに決めて犠牲フライで生還する。スチールでもファンを楽しませるというのはやっぱりプロだと思うし、チームの勝利に貢献するために準備を欠かさない。本当にすごい選手だと思う」と語った岡氏。走塁の専門家から見ても、大谷の盗塁技術は目を見張るものがあった。

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