カブス・今永 大谷の胸元えぐって2打席完封 日米通じ初対決 4回0封も3時間弱中断で途中降板

 ドジャース戦に先発し、4回を2安打無失点、3奪三振と好投したカブス・今永(共同)
 3回、今永(18)と対戦し三邪飛に倒れるドジャース・大谷(共同)
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 「カブス8-1ドジャース」(7日、シカゴ)

 カブスの今永昇太投手(30)はドジャース戦に先発し、4回を2安打無失点と好投したが、四回裏途中に降雨で2時間51分の中断があり、再開後に降板したため勝敗は付かなかった。鈴木誠也外野手(29)は無安打も、犠飛で打点を挙げた。ドジャースの大谷翔平選手(29)は「2番・指名打者」で今季初の三塁打を放つなど4打数2安打1打点で4戦連続の複数安打をマークした。試合はカブスが8-1で勝った。

 大胆かつ丁寧に攻めた。今永が日米通じて初対決となった大谷を2打席凡退に封じ込めた。「楽しめたという気持ちはあまりないが、彼を抑えることも、チームが勝つためのプロセスの一つ。抑えた上でカブスが勝てて良かった」。2時間51分にわたった雨天中断のため、4回無失点で降板となったが、2勝目に値する会心の投球だった。

 一回。内角高めの速球で空振りを奪ってフルカウントにすると、地元シカゴの観客から歓声が上がった。ファウルで粘られた末の9球目、内角高め94・4マイル(約151キロ)の速球に大谷のバットが空を切ると声援はさらにアップ。「当たればホームランになるような紙一重のところだった」と、際どい勝負を制した。

 三回は内角高めの速球で三邪飛に打ち取った。大谷の数少ない苦手のコースが胸元。「高めを狙って投げた高めは意外と空振りが取れない。打者も予想がつく。低めを狙って投げるようなメカニズムで、高めに投げるかが大事。それがコンスタントに出せればいい」。自信を持つ高め直球で好結果を呼び込んだ。

 「頑張ってくれている救援陣を休ませたかった、という意味でも残念だった」と途中降板を嘆いたが、デビューからの連続無失点を10イニングに伸ばすなど、ドジャース相手のカード勝ち越しに大きく貢献した。投げるごとに背番号18の存在感が増している。

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