「ドジャース－カージナルス」（３１日、ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平選手が「２番・指名打者」で出場することが発表された。この日は主力４選手に休養を与えるため、大幅にメンバーを入れ替えたが、開幕から５試合連続スタメン出場。試合前のフィールドでは２日ぶり、術後３度目のキャッチボールで約５０球を投げた。

　大谷は前日の試合で５打数１安打。初回無死一塁の打席で右前打を放って好機を拡大。五回２死一塁の場面では四球を選び、後続の適時打で生還した。しかし、他の３打席はいずれも得点圏に走者を置いた場面で凡退。１点を追う延長十回２死満塁のサヨナラ機は遊飛に倒れ、チームの連勝も２で止まった。

　大谷はここまで５試合に出場し、打率・２７３で本塁打なし。ＯＰＳは・６３８と本来の力を出し切れていない。前日の試合後には自身の打撃について「（ボールの）見え方自体は悪くないですけど、タイミングと（ボールとの）距離の問題かなと思います」とスインズのズレを感じていることを明かしている。

　試合前の監督会見で米記者から大谷のスイングについて質問を受けたロバーツ監督は２日前の試合で痛烈な打球で２安打したことに触れながら「確かに昨日はチャンスを生かせなかったが、強いスイングはできていた。しかし、一番大切なのは健康でいることだ」と話した。

　カージナルスの先発左腕マッツとの過去の対戦成績は６打数１安打、２三振。２１年４月１０日の初対戦では右翼線三塁打を放ったが、その後の５打席は無安打に抑えられている。同年８月１０日以来、３年ぶりに顔を合わせる左腕から今季初本塁打なるか。

▽ドジャースのラインアップ

１番・二塁　ベッツ　　　　　　打率・６１１　４本塁打　１０打点　ＯＰＳ２・１０９

２番・ＤＨ　大谷　　　　　　　　打率・２７３　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・６３８

３番・一塁　フリーマン　　　　打率・３３３　１本塁打　４打点　ＯＰＳ１・０００

４番・右翼　Ｔ・ヘルナンデス　　打率・２００　２本塁打　４打点　ＯＰＳ・８２３

５番・左翼　テイラー　　　　　２度目の先発出場

６番・三塁　Ｋ・ヘルナンデス　　２度目先発出場

７番・中堅　アウトマン　　　　打率・１５４　０本塁打　２打点　ＯＰＳ・５４３

８番・遊撃　ロハス　　　　　　２度目の先発出場

９番・捕手　バーンズ　　　　　初出場

　　　投手　ストーン　　　　　　今季初登板