ドジャース・大谷翔平投手は２５日午後２時４５分（日本時間２６日６時４５分）、水原一平通訳が違法賭博問題で解雇された件に関して、声明文を発表した。全米でも注目を集め、現地メディアも一斉に速報で詳細を伝えた。

　大谷は通訳同席で赤裸々に騒動について説明。「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません」と一切の関与を否定し、「数日前まで、彼がそうしていたことも知りませんでした。結論から言うと、彼が口座からお金を盗んで、僕の周り、みんなにうそをついていた」などと語った。

　大谷の会見は米メディアも注目しており、スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」も速報で詳報。「オオタニ、スポーツに賭けたことはないと語る　『ショックを受けた』通訳が金を盗んだ」との見出しで伝えた。一方、調査中ということもあり質疑応答はなかったことに触れ、「大谷は故意にギャンブルに関与したことはないと繰り返し強調したことで最も重要な質問に答えようとした。彼は水原氏がギャンブルの借金を支払うためにどうやって自分のお金を盗んだのかについては、何も詳細を明らかにしなかった」と、“謎”について指摘した。

　この問題を最初に報道したメディアのひとつ、ロサンゼルス・タイムズも「大谷がついに沈黙を破った」と書き出し、関与を否定したうえで「元通訳で親友の水原一平を非難した」と伝えた。