史上初となったMVP投票の内訳 大谷とアクーニャが同シーズン満票受賞
米大リーグの記者投票によるMVPが16日(日本時間17日)、発表され、ア・リーグは大谷翔平選手(エンゼルス)が2年ぶり2度目、ナ・リーグはロナルド・アクーニャ外野手(ブレーブス)が初の受賞を果たした。同賞は1931年に創設され、93年の歴史を持つが、大谷の2度目の満票受賞、2人同時の満票選出は史上初めて。
MVPは全米野球記者協会(BBWAA)から選ばれた30人が10名連記で投票。1位14点、2位9点、3位8点、4位7点、…、10位1点の合計で決定される。
大谷は9月に右肘手術を受けたため、135試合の出場にとどまったが、チームの勝利への貢献度を示す指標WAR(Baseball Reference)で両リーグ最高の10・0(打6・0、投4・0)をマーク。全162試合に出場し、打者ではリーグ最高のWAR7・4を残したセミエン(レンジャーズ)らを圧倒した。
ベネズエラ出身の25歳、アクーニャはWARが8・2で、ベッツ(ドジャース)の8・3をわずかに下回ったが、メジャー史上初となる「40本塁打&70盗塁」のインパクトによって票を集める結果となった。
◇ア・リーグMVP投票上位10選手
(1)大谷(エンゼルス) 420点(1位票30人)
(2)シーガー(レンジャーズ) 264点(2位票24人など)
(3)セミエン(レンジャーズ) 216点(2位票5人など)
(4)ロドリゲス(マリナーズ) 197点(3位票8人など)
(5)タッカー(アストロズ) 178点(2位票1人など)
(6)ディアス(レイズ) 137点(3位票4人など)
(7)ウィット(ロイヤルズ) 83点(4位票1人など)
(8)ヘンダーソン(オリオールズ)77点(5位票4人など)
(9)ラッチマン(オリオールズ) 50点(4位票1人など)
(10)ラミレス(ガーディアンズ)40点(7位票2人など)
◇ナ・リーグMVP投票上位10選手
(1)アクーニャ(ブレーブス)420点(1位票30人)
(2)ベッツ(ドジャース) 270点(2位票30人)
(3)フリーマン(ドジャース)227点(3位票17人など)
(4)オルソン(ブレーブス) 223点(3位票13人など)
(5)キャロル(Dバックス) 165点(5位票20人など)
(6)ソト(パドレス) 106点(5位票4人など)
(7)ライリー(ブレーブス) 68点(5位票2人など)
(8)アラエス(マーリンズ) 67点(5位票1人など)
(9)リンドア(メッツ) 52点(6位票1人など)
(10)ベリンジャー(カブス)49点(5位票1人など)