エンゼルス・大谷 三振&四球もやっぱり球宴主役 マ軍ファンが大合唱「シアトルに来て!」

 「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ2-3ナ・リーグ」(11日、シアトル)

 米大リーグの第93回オールスター戦がマリナーズの本拠地シアトルのTモバイル・パークで行われ、エンゼルスの大谷翔平投手(29)はア・リーグの「2番・指名打者」で出場し、1打数無安打、1四球だった。打席の途中にはマ軍のファンから「シアトルに来て!」の大合唱が起こる前代未聞の事態となった。試合はナが3-2で2012年以来、11年ぶりに勝利。通算成績を44勝47敗2分けとした。後半戦は14日(日本時間15日)から始まる。

 前代未聞の現象だった。初回1死。選手紹介で両軍合わせて一、二の大歓声を受けた大谷が打席に立つと、超満員4万7159人が埋めたスタンドから自然発生的に大合唱が起こった。

 「COME!TO!SEATTLE!」「COME!TO!SEATTLE!」…。

 「シアトルに来て!」を意味するチャントがオールスターのステージに響き渡った。

 今オフにエ軍が持つ6年間の保有権が切れ、FAになる大谷。8月1日のトレード期限を前にその去就が注目されている。古巣との契約延長に合意しなければ移籍する。資金が潤沢な上に指名打者がリーグ最弱のマリナーズにとって、先発の柱にもなる二刀流は喉から手が出るほど欲しい人材。大谷争奪戦に参戦することを知っているファンが球団の気持ちを体現したのだ。

 「初めて見る光景でした」。そう言ったのは、米大リーグ機構のフィールド運営部門上級副社長、マイケル・ヒル氏だ。「でも驚きはなかったですね。彼はそれほど素晴らしい選手ですから」と続けた。

 初体験。打席内の大谷は「聞こえてましたけど、集中していました」と口では言ったが、心の中は「複雑な気持ちでした」。前日の会見では本塁打&MVPを宣言したが、フルカウントから内角低めのボールになるナックルカーブに空振り三振。球場全体がため息に包まれた。

 “勧誘”の声は客席からだけではなかった。同点の四回の打席ではフルカウントからの高め直球にバットを止め、四球で出塁。暴投で二進すると、ナ軍の二塁を守るマーリンズの首位打者、アラエスから「お前の足が必要だ」と声を掛けられた。

 試合前には恒例イベント、レッドカーペットショーに選手のトップバッターとして登場。上下グレーのスーツの爽やかファッションで約200メートルの赤いじゅうたんを歩き、イベントを盛り上げた。

 本番では快音を放つことはできなかったが、「何回来ても新鮮ですし、昨日も今日も楽しめました」と充実感いっぱいの表情を見せた大谷。3日後の後半戦初戦では投打同時出場することが決まっている。キング独走の32本塁打。「塗り替えたいなっていう気持ちはもちろんある」。昨季のジャッジ(ヤンキース)が樹立した62本のア・リーグ記録の更新を目指す。後半戦も二刀流から目が離せない。

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