エンゼルス・大谷 選手間投票で投手選出3年連続二刀流球宴決定「精一杯プレーします」

 「エンゼルス5-2ダイヤモンドバックス」(2日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に「3番・DH」で出場し、八回に2試合ぶりの31号ソロを放ってチームの5連敗阻止に貢献した。また、この日はオールスター戦(11日・シアトル)の投手と控え野手が発表され、大谷はア・リーグ投手部門で選ばれた。ファン投票最多得票によりスタメン出場が決まっている指名打者(DH)と合わせ、3年連続で投打同時選出となった。

 カリフォルニアの薄曇りの空に鮮やかなアーチを架けた。右翼席中段まで飛んだ飛距離138メートルの特大弾。本拠地がどよめくなか、確信歩きで大谷がゆっくりと一塁へ向かった。

 7月最初の一発は2点リードの八回だ。リリーフ左腕ネルソンにカウント1-2と追い込まれながら甘いスライダーを完璧に仕留めた。6月はア・リーグ62年ぶりの月間15本塁打。月が変わっても変わらぬ打棒にネビン監督は「見ていて楽しい。彼がやっていること、チームにもたらしているものは計り知れない」と称賛の言葉は尽きない。

 試合前には大きなプレゼントが届いた。球宴の選手間投票で先発投手部門の5位にあたる121票を獲得。投手としても選ばれ、3年連続の二刀流選出が決まった。

 「光栄です。選出に恥じないように精一杯プレーします」

 球団を通して発表しされた大谷の気持ち。31本目の本塁打は票を投じてくれた選手たちへの御礼弾、そして、自身への祝砲となった。

 初めて球宴に選出された2年前は「1番・投手兼DH」で史上初の投打同時出場を果たした大谷。しかし、昨年は後半戦開幕投手に備えるために登板を辞退した。注目される2年ぶりの球宴マウンドに指揮官は「ショウヘイ次第だ。彼がやりたいことを支持したい」と全面的バックアップを約束した。

 前半戦最後の登板は4日のパドレス戦。前回登板で割れた右手のつめの状態など、すべてが決まるのは投げた後になる見込みだ。

 この日は初回にトラウトが18号先制ソロ。“トラウタニ弾”でチームの5連敗を阻止し、不敗神話も復活した。打っては直近50戦24発と量産。投げては球宴選出。メジャーの中心に大谷がいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス