藤浪晋太郎所属のアスレチックス 不振の抑えら2投手を戦力外 元DeNAパットンら昇格で救援陣テコ入れ

 藤浪晋太郎投手が所属するアスレチックスは4日(日本時間5日)、抑えのジューリス・ファミリア、中継ぎのドミンゴ・アセベド両投手をメジャー40人枠から外し、中継ぎのアダム・オラー投手を3Aへ降格させたと発表。3人に代わって3Aから元DeNAのスペンサー・パットン、オースティン・プルイット、リコ・ガルシアの3投手がメジャーに昇格し、この日のマリナーズ戦にそろって登板した。

 ファミリアはメッツ時代の16年に51セーブでタイトルを獲得するなど、通算127セーブの実績を持つ。開幕直前にダイヤモンドバックスを戦力外になった後、アスレチックスとメジャー契約で合意。ここまで14試合に登板したが、セーブ機会4回のうち2回に失敗するなど、0勝2敗2セーブ、防御率6・39と精彩を欠いていた。9登板で防御率10・61のアセベドとともに事実上の戦力外となった。

 昨季終盤に先発ローテーションに定着したオラーはオープン戦で藤浪らとのローテーション争いに敗れてブルペンへ。ここまで10試合、1勝1敗、防御率10・07。

 チームはこの日のマリナーズ戦に敗れて、今季5度目の3連敗を喫した。勝率・188(6勝26敗)、チーム防御率7・37はいずれもメジャー30球団ワースト。中でも先発陣はここまで0勝16敗、防御率7・88と苦しんでおり、開幕から32試合連続勝利なしのメジャー記録を更新中。

 昨オフに阪神からポスティングシステムを使って移籍した藤浪は開幕ローテーション入りを果たしたが、4登板0勝4敗、防御率14・40と結果を残せず、ブルペンへ配置転換。リリーフ3登板目となった2日のマリナーズ戦は1回を三者凡退で無失点。メジャー7試合目で初めて失点を許さず、マウンドを降りた。

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