15勝目の大谷翔平「まぐれではなかったと自信を持てるかは今年一番大事」/一問一答2

 「エンゼルス4-2アスレチックス」(29日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・投手兼指名打者」で出場。投手としては八回2死まで相手打線を無安打無得点に抑えるなど、8回、108球、2安打無失点、与四球1、奪三振10の快投で15勝目(8敗)を挙げた。防御率2・35。打者では4打数2安打で自己記録を更新する14戦連続安打。40度目のマルチ安打は昨季に並ぶ自己最多タイ。チームは4連勝を飾った。

 試合後の会見のやり取りは以下のとおり(一問一答1の続きから)。

 -八回に初安打を打たれた後、表情が緩んだ。

 「まあ、打たれたなっていう。はい。コンタクトされたかなっていう。僕的にはもちろん三振を取りに行っているので、さっきも言いましたけど、ちょっと高かったなっていうのが、悔やまれるところではあるかなと思いますけど、球種の選択的には、最後、(捕手の)スタッシと話しましたけど、良かったんじゃないかなと思ってます」

 -MVP争いをしているこの時期に、こういうパフォーマンスができたことについて。

 「きょう1日というわけではなくて、去年良いシーズンを送れて、本当に今年、それを続けられるのか、どうなのかっていうのが一番大事というか、数字としてはわかりやすいところでいうと、そういうところは大事かなと思うので、それを、何て言うんですかね、まぐれではなかったと、自分自身で自信を持てるかどうかは、やっぱり、去年が良かっただけに、今年一番大事だなと思っていたので、それを1年間、安定して続けられているっていうのは、いいところかなとは思います」

 -今日の投球に関して調子が良くなかったと話したが。

 「そういう日もあるんじゃいかなっていうのは、率直なところかなと思いますね。必ず、毎回毎回、100マイルをバンバン投げられるわけではもちろんないので、それができれば一番いいですけど、できるわけではないですし、きょうみたいにスライダー、曲がりは小さいけど、コマンド的にはいい日もあるので、いいところをチョイスして、選んでいくっていうのが、一番大事かなと思います」

 -ノーヒットノーランを継続していた試合終盤のベンチの雰囲気は?

 「投げてるときは、基本的にベンチにいないタイプなので、あんまりベンチの様子っていうのは、正直、攻撃も見てないですし、自分の打席になったときに、どういうシチュエーションなのか確認して打ちに行くって感じなので、あんまりベンチの雰囲気っていうのはわからないですかね」

 -状態が良くなかったなかでここまで投球ができた要因は?

 「いいところをチョイスしながら、うまく(捕手の)スタッシとコミュニケーションをとりながら、なるべくリスクを少なく、4対0だったのでなかなかシビアでしたけど、なるべくランナーをためずに、最後少し、危なかったですけど、それ以外は良かったかなと思います」

 -シーズン終盤の体の疲労感は?

 「1年間、出ていればやっぱり、疲労というのは溜まると思いますし、それはもう、みんな野手もきつい体で出ていると思うので、自分だけではないですけど、あと少し頑張りたいなと思います」

 -登板はあと1試合あるが、どんなことに集中したいか。どういう思いで投げるか?

 「投げるのはもう、ゼロに抑えるというだけですね。それは、へんな話、お客さんが入っていても入っていなくても、やることは変わらないので、その中で今日、来てくれたファンの人が喜んでもらえるようなピッチングをできればベストですし、1イニングでも多くゼロを並べていくというのが、一番ファンの人にとっては盛り上がるところではあると思うので、打席に関してはいい打席で、いい結果を出せるような準備を、もちろん、1イニングでも多くできればいいなと思っているので、あと何試合ですかね、7試合、頑張りたいなと思います」

 -八回に初安打を打たれる前。観客が総立ちだったが、その時のマウンド上での気持ちはどんな感じだった?

 「三振を取ってベンチに戻るっていうのが、チームにとっても、ファンの人にとっても、自分にとっても、もちろん、ベストな答えだと思うので、それができなかったというか、最後、ピンチを作ってしまったというのは、もう少し、足りなかったところかなと思うので、次回以降、また頑張りたいなと思います」

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