大谷翔平 8回2死まで無安打快投15勝 史上初W規定到達まであと1回 マルチ安打も

 「3番・投手兼指名打者」で先発し、投球する大谷
 1回、中前適時打を放つ大谷
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 「エンゼルス4-2アスレチックス」(29日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・投手」で出場。今季本拠地最後のマウンドに上がり、8回2死までノーヒットノーラン投球を披露した。その後2安打を許したが、8回108球2安打無失点10奪三振1四球の快投で、自身5連勝&15勝目。チームは4連勝を飾った。

 八回、大谷がこの日10個目の三振を奪い2死とすると、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。しかし直後、アスレチックスの6番・カペルが放った打球を遊撃手がグラブで弾き、この日初安打。ノーヒットノーランの夢は断たれたが、大谷が笑顔を浮かべると、場内からは割れんばかりの拍手が送られた。続けて左前打を許したが、最後は三ゴロで切り抜け、自己最長タイ8回を投げきり、マウンドを降りた。

 大谷はこの日、初回先頭を四球で出すも、その後は完ぺきな投球を披露。四回から五回にかけて4者連続三振を奪うなど、切れ味抜群のピッチングを続けた。七回に9つめの三振を奪うと、場内から「MVP」コールが沸き起こった。

 打っては初回に中前適時打で自ら援護点。連続試合安打を14に伸ばすと、七回には内野安打を放ち、昨季に並ぶ自己最多タイ40度目のマルチ安打をマークした。

 これで自身の5連勝&15勝目を達成。自身初となる規定投球回162までは、あと「1」とした。メジャー史上初の規定打席(すでに到達)と合わせたダブル規定達成の快挙達成は目前へと迫っている。

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