来季導入新ルールで大谷の打率向上? 守備シフト制限、塁間3人禁止で追い風

 エンゼルス・大谷翔平(提供・共同通信社)
 4回、打席に立つエンゼルス・大谷(中央奥)と、一、二塁間に3人を置くシフトを敷く内野陣(共同)
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 米大リーグ機構は9日(日本時間10日)、来季から導入する新ルールを発表。試合時間の短縮ために投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」の改善、守備シフトの制限、ベースのサイズ拡大の3項目が改正される。

 守備シフトについては、塁間に3人置くことが禁止となる。この発表を受け、元ソフトバンク投手で現在はレンジャーズの専属解説を務めるニコースキー氏が自身のツイッターで今季のデータを公開。守備シフトにより、メジャーで最も安打を阻まれた選手はエンゼルスの大谷で、その数は24本とした。

 また、シフトの逆を突いて安打になった数については、大谷は3番目に多い10本。シフトがなければ、14安打増える計算となり、9日の試合終了時の安打数は132本から146本に増加。打率も・267から・295にアップし、3割も射程に入ってくる。ルール改正が追い風になることを示唆した。

 「ピッチクロック」は走者なしの場合は15秒以内、走者がいる場合は20秒以内とし、時間を越えれば1ボールとなる。けん制の回数も制限され、3度目で走者をアウトにできなれば、ボークが宣告される。打者は残り8秒の時点で投手との勝負に集中しなければならず、違反の場合は1ストライクが加算。また、ケガ防止のために一、二、三塁ベースが1辺15インチ(約38・1センチ)から18インチ(約45・7センチ)に大きくなる。

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