「大谷翔平はトレードされない」NY紙など複数のメディアがエンゼルス残留を伝える

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスを担当する地元紙、オレンジ・カウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャー記者が1日(日本時間2日)、移籍報道が過熱していた同投手について情報筋の話として「エンゼルスはショウヘイ・オオタニをトレードに出さない」と自身のツイッターで伝えた。

 米大リーグは2日にトレード期限を迎えることから、来季終了後にFAになる大谷の今後に関する憶測報道が過熱。球団は同投手の保有権を23年まで持っているが、一部の米メディアは、モレノ球団オーナーがぜいたく税の支払いに否定的な姿勢を見せていることから総年俸抑制のために大谷との大型契約は困難と予測。さらにチームの不振で大谷が勝てる球団への移籍を望んでいるとの推測を前提にトレード報道を展開していた。

 この日はフレッチャー記者だけでなく、ヤンキースやメッツの地元紙ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者も「エンゼルスはショウヘイ・オオタニを残す決断をした」とツイート。同紙電子版では「ヤンキースはショウヘイ・オオタニ獲得のために真剣なオファーを出した球団のリストに含まれている」との見出しで、ヤンキースのほかにパドレスとホワイトソックスが大谷獲りに本腰を入れていたことを伝えた。

 14年を最後に7年連続でプレーオフ進出を逃しているエンゼルスは5月15日の時点で貯金を11まで積み上げ、アストロズと地区首位争いを繰り広げていた。しかし、その直後に球団ワーストの14連敗を喫して失速。連敗中には就任3年目のマドン監督を解任し、立て直しを図ったが、解任以降は16勝30敗と状況は悪化している。

 7月の月間戦績は6勝18敗、勝率・250は7月では勝率・310(9勝20敗)だった1983年を下回り、球団ワーストを更新。なかでも打撃陣の不振は深刻でチーム月間打率・199とOPS・577はいずれもメジャーワースト。1907年以降、7月に限れば、月間打率が2割を切ったのは1972年のメッツ(・188)、昨季のレンジャーズ(・198)に次いで史上3チーム目だという。

 今季の大谷はここまでチーム最多の99試合に出場し、打率・255,22本塁打、62打点、11盗塁。投手では9勝6敗、防御率2・81、99回1/3を投げて145三振を奪っている。7月の月間成績は5本塁打、13打点、OPS・818で4月を上回ったが、打率・244は今季自己最低。投げては4登板2勝2敗、防御率3・20,44奪三振は5試合に登板した6月の38奪三振を上回るなど、メジャー5年目で月間自己最多をマークした。

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