大谷翔平 快足16打席ぶり安打 一塁まで4・1秒2四球含む3度出塁も連勝ストップ

 3回、二塁内野安打を放ち、一塁に駆け込むエンゼルス・大谷(右)=共同
 3回、二塁内野安打を放つエンゼルス・大谷。投手バビク(共同)
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 「エンゼルス2-6ロイヤルズ」(20日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で出場し、2打数1安打2四球。三回に快足を生かした二塁内野安打で4戦16打席ぶりのヒットを放ち、打率を・252とした。試合はエンゼルスの先発シンダーガードが七回まで3失点と粘投したが、八回に追加点を許して6敗目(4勝)。チームの連勝も3で止まった。

 今季自己ワースト14打席連続凡打で迎えたこの日の試合。初回の打席で四球を選び、負の連鎖を断ち切った大谷が脚で魅せた。

 1-2の三回2死。カウント1-1から外角低め、ゾーンから外れた直球をストライクと判定されて天を仰ぐ。カウント1-2と追い込まれたが、129キロカーブに食らいつき、快足を飛ばした。打球が3度バウンドする間に一気に一塁を駆け抜けると、打球を処理した二塁手は送球を諦めた。

 今季は打ってから一塁までの到達平均時間はメジャー最速の4・07秒。中継局によると、二塁内野安打を記録した打席のそれは4・10秒。持ち味の全力疾走で4戦16打席ぶりのヒットをもぎ取った。

 五回の打席で際どいコースをしっかり見極めてふたたび四球。7試合ぶりとなる1試合3度の出塁で反撃のきっかけを作ったが、4番ダフィーがいずれも凡退して好機拡大ならず。エンゼルス打線は、借金19でア・リーグ中地区最下位に沈むチームに完敗し、連勝は3で止まった。

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