沢村ほえた!大谷斬り メジャー初対決“宝刀”スプリットで空振り三振
「レッドソックス4-0エンゼルス」(3日、ボストン)
鬼の形相でレッドソックスの沢村がほえた。エンゼルス・大谷とのメジャー初対決。スプリットで空振り三振に斬った右腕が「世界を代表するような素晴らしい打者なので胸を借りるつもりで投げさせてもらった」と言った。
八回にリードが4点に広がったことで託された九回のマウンド。沢村が大谷と対峙(たいじ)したのは2死走者なしの場面だ。
巨人時代の13年6月5日の日本ハム戦で3打席無安打に封じて以来、9年ぶりの対戦。初球、154キロ直球がワンバウンドした。「自分でも力んでるなって感じました」。カウント2-1からこの日最速の158キロでファウルを打たせて追い込む。最後は宝刀で斬ってゲームセット。「どんな展開でも言われたら投げるのが仕事。小さいことをコツコツと積み上げることでしか前に進めないので良かった」と胸を張った。
レ軍は4月23日以降、借金生活に入っているが、「勝ったことが一番。ここから乗っていくんじゃないかなと思う」。自身は10登板で防御率2・16。背番号18がチームをけん引していく。