MLB労使合意 選手会は勝利宣言「99日間のロックアウトに耐え」「大きく前進」
米大リーグ機構と選手会が10日(日本時間11日)、新たに5年間の労使協定で合意。選手会は、マンフレッド・コミッショナーが記者会見でロックアウト(オーナーによる球団施設封鎖など)の解除と従来通りの162試合実施を発表した後に声明を出し、勝利宣言した。
声明では昨年12月から実施されたロックアウトについて言及し「オーナーによる99日間のロックアウトに耐えながら選手たちは新た強い労使協定の交渉を行った」とし、「フィールド内外で競争力の強化、選手とその家族への最高の医療と年金給付の確保、選手会全選手に適用される前例のない契約の向上、選手のキャリアのすべての段階でより公平な賃金の提供を成し遂げることができた」と、大きな収穫を得たことを記した。
選手会のトニー・クラーク専務理事は「私たち選手会は史上2番目に長い中断に耐え、現在の選手だけでなく、次の世代の権利と福利厚生を改善させ、主要項目で大きく前進した」と、“勝利”を宣言。会見冒頭でファンに謝罪したマンフレッド・コミッショナーの言動とは対照的な文面だった。
米メディアによると、主要争点だった最低保証年俸が昨季の57万500ドル(約6560万円)から23%アップの70万ドル(約8050万円)で、1年ごとに2ドル(約230万円)の昇給。ぜいたく税年俸総額基準額は昨季の2億1000万ドル(約241億5000万円)から9%アップの2億3000万ドル(約264億5000万円)で26年は2億4400万ドル(約280億6000万円)まで上昇。昨季まで存在しなかったメジャー在籍3年未満の選手のためのボーナス共同資金は5000万ドル(約46億円)。その他の項目では新たにナ・リーグでも指名打者制を導入し、タンキング防止策としてドラフト指名権抽選制が採用される。


