MLB労使交渉 「米国最強の労働組合」選手会側は強気姿勢崩さず
「米国最強の労働組合」と称される大リーグの選手会は地位向上のためにはストライキを辞さず、FA制度など数々の権利を勝ち取ってきた。2月21日から連日行われた交渉にはトップ選手も参加し、機構が設定した期限の28日は日付をまたいで午前2時すぎまで闘った。期限を延期された3月1日(日本時間2日)も、機構が示した譲歩案に首を縦に振らなかった。
今回力を入れたのは若手選手の待遇改善。AP通信によると、年俸の最低保障額を昨年より約15万ドル多い72万5000ドル(約8340万円)以上への引き上げを求めたほか、主に大リーグ3年未満の選手の中で成績の良かった者に分配するボーナスとして総額8500万ドル(約98億円)を求めるなど、強気の姿勢を崩さなかった。
越年した交渉は機構側が連邦調停局の仲裁を受け入れるよう要求したが、選手会は断固拒否。交渉の長期化で、開幕延期やシーズン短縮の可能性を盾に迫られても「ダブルヘッダー(1日2試合)を行えば試合数は保てる」と妥協はせず、米国最強労組の看板に偽りはなかった。
