米大リーグ 選手会との交渉再開へ 鈴木誠也の移籍前進

 労使が決裂し、1カ月以上が経過する米大リーグで機構と選手会が13日にビデオ会議による交渉を行うと11日、AP通信が報じた。

 収益分配や年俸総額が多い球団に発生する課徴金(ぜいたく税)の規定額などで隔たりがあるものの、交渉再開は凍結する移籍市場にも明るい兆しとなる。広島からポスティングシステムでのメジャー入りを目指す鈴木誠也への関心も米メディアでは依然として高い。

 スポーツ専門サイト「アスレチック」は、昨季両リーグ最多の107勝を挙げたジャイアンツは右の強打者獲得が必要とし、候補として鈴木誠也の名前を挙げた。スポーツ・イラストレーテッド誌はレンジャーズが「獲得に最も熱心なチームの一つ」と紹介。東の強豪レッドソックスの補強リストにも入っているとされるが、地元紙ボストン・ヘラルドは「未知のリスクがある」とした。

 CBSスポーツは移籍市場に残る有望選手をランク付けし、6位となった鈴木誠の契約を4年総額6400万ドル(約73億6000万円)と予想した。

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