パドレス移籍の元阪神スアレス 2年12・5億円保証 マイナー降格拒否権も 米報道

 今季限りで阪神を退団し、米大リーグ、パドレスへ移籍したロベルト・スアレス投手(30)の来季の年俸が500万ドル(約5億7000万円)で、2年1100万ドル(約12億5000万円)が保証されていると7日、AP通信(電子版)が伝えた。

 スアレスは年俸のほかに契約金100万ドル(約1億1300万円)を受け取る。2年目、23年の年俸500万ドル(約5億7000万円)の契約は選手側に選択権があり、来年のワールドシリーズ終了から5日後が期限。拒否した場合はバイアウトとして100万ドル(約1億1300万円)を手にしてフリーエージェントになる。また、契約にはチームが本人の承諾なしにマイナーに落とせない条項も含まれているという。

 ベネズエラ出身のスアレスはメキシカンリーグを経て、16年にソフトバンクと契約し4年間プレー。19年オフに阪神へ移籍し、守護神として2年連続セーブ王に輝いた。今季は62登板、1勝1敗42セーブ、防御率1・16。NPB通算成績は191試合、7勝13敗68セーブ、防御率2・81、209奪三振だった。

 パドレスには19年オフに阪神から移籍したピアース・ジョンソン投手(30)のほか、昨オフにカブスからトレードで獲得したダルビッシュ有投手(35)が所属。今オフには日本ハムとソフトバンクでプレーしたニック・マルティネス投手(31)を4年2000万ドル(約22億6000万円)で獲得しており、来季はNPB出身投手4人が投手陣を支えていく。

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