金村義明氏 大谷翔平への“報復”死球「10年前なら大乱闘」「当てる投手は後ろ狙う」

 金村義明氏
 1回、右前打で出塁しオルソン(右)と談笑する・大谷
 アスレチックス戦のベンチでボールを手にする大谷
3枚

 野球解説者の金村義明氏が18日、テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」に出演。エンゼルス・大谷翔平投手が、16日のホワイトソックス戦で執ような内角攻めの後に死球を受けたシーンを解説した。

 「エンゼルスカラーでやってまいりました」と赤シャツで登場した金村氏は、大谷が右ふくらはぎに死球を受けた場面のVTRをみながら「これは、わざとです。アンパイア見て下さい。当たった瞬間、即退場(コール)です。野球界の人は誰でも分かる」と指摘した。

 審判団は危険球と判断し、投手を警告なしの一発退場。抗議に出たホ軍・ラルーサ監督も暴言で退場を宣告された。

 金村氏は「前日の試合でエンゼルスのピッチャーがデッドボールを3つぶつけてるんです。故意じゃないと思いますけど、へぼな抜けボールなんですけど、危険ですよ。これの仕返しに大谷がやられた。ゲームも大差(9-3)がついてました」と見方を示した。

 直前の内角球は大谷がかわしており、「体狙うと避けられるんで、本当にわざと当てるピッチャーは後ろに投げるんです」と、死球となった投球は、大谷の足の外側にきていることを指摘した。

 「日本にも同じようなことが多々あって、10年くらい前だと大乱闘に発展してますよ」と語った。

 死球を受けた後に、一塁で相手選手と会話した大谷について「大谷はジェントルマンなんで、わざとと分かってて、ぐっとこらえながら」と評した。

 金村氏は「ちょいちょいあります。後ろ狙われたら、バッターは分かるんです。チームとしての命令のはずです、監督でしょう」と指摘した。

 番組ではホワイトソックス側が故意と認めたわけではないとの説明を入れつつ、金村氏は「ピッチャーも嫌なんです」と体験談。「4番に当てられたら4番に返せっていうのは日本の昭和の野球でもありました。だから大乱闘になるんです」と語っていた。

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