「カージナルス０－４パイレーツ」（２０日、セントルイス）

　パイレーツの筒香嘉智外野手（２９）がカージナルス戦の３－０の九回に代打でソロを放ち、今季初本塁打をマークした。代打本塁打はメジャー自身初。チームは４－０で勝ち、連敗を５で止めた。

　メジャーでは実に２０２０年９月１９日以来の一発。筒香は「この新たなパイレーツというチームで打つことができて非常に、うれしく思っている」と振り返った。

　移籍当日の１６日以来のベンチスタートで「特に投手のスポット（打順）に合わせて」代打で備えた。右腕の失投を逃さず、右翼後方の相手ブルペンに放り込み、貴重な追加点をもたらした。

　米球界２年目の今季は５月にレイズを戦力外となり、移籍したドジャースでもメジャーに定着できなかった。それでも「米国でプレーしに来ているので、日本（復帰）という思いはなかった」という。

　パイレーツでは「チームメートが本当によく話し掛けてくれ、明るい雰囲気で接してくれるのでありがたいし、やりやすい」と感謝していた。