名作映画ロケ地でホワイトソックスVSヤンキース 主演俳優ケビン・コスナーも登場

 映画にちなみ、トウモロコシ畑から出てくる米大リーグ、ホワイトソックスとヤンキースの選手ら(UPI=共同)
 米アイオワ州ダイアーズビルの特設球場で行われた、大リーグのホワイトソックス-ヤンキースの公式戦(ゲッティ=共同)
 映画ロケ地の特設球場で、トウモロコシ畑の中に設置された大型スクリーン(UPI=共同)
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 米大リーグは12日、アイオワ州ダイアーズビルにある野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年)のロケ地で、ホワイトソックス-ヤンキースを開催した。両軍選手は20世紀初頭のデザインを模したユニホームに袖を通し、映画の一場面さながらに外野のトウモロコシ畑から入場。特設球場に集まったほぼ満員の7832人が現実化した映画の世界を堪能した。

 主演俳優だったケビン・コスナーも駆け付けた。試合前、グラウンドで「夢は生き続けている」とあいさつ。客席には「ここは天国か」と有名なせりふで呼び掛けた。

 イニング間に映画のシーンが流れ、上空には気球が飛ぶなどの演出も。ヤンキースのアーロン・ブーン監督が「これまで関わった試合で最も素晴らしい雰囲気だった」と言えば、計8本塁打がトウモロコシ畑に乱れ飛ぶ空中戦で、逆転サヨナラ2ランを放ったホワイトソックスのティム・アンダーソン内野手は「この試合で打てたのは野球人生で最高の瞬間になる」と語った。

 新型コロナウイルスのため当初予定からは1年遅れの開催。同州では初のメジャー公式戦となり、大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは来季も同地で実施すると発表した。

◆「フィールド・オブ・ドリームス」…米国で1989年に公開された映画。不思議な声を聞いた主人公がトウモロコシ畑を切り開いて球場を造ると、19年のワールドシリーズで、ホワイトソックスで八百長に関与したとして永久追放されたジョー・ジャクソンら伝説の選手がよみがえる。夢や家族愛をテーマに日本でも人気を博した。

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