大谷翔平「眠いですけど、頑張りたい」HR競争激闘翌日は球宴史上初「1番投手」で出場

 “パープル”カーペットショーに出席した大谷(撮影・小林信行)
 リクエストに応じて自撮りする大谷(撮影・小林信行)
 長男を抱っこする菊池雄星(右)と瑠美夫人
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 「米大リーグ・オールスター、ナ・リーグ-ア・リーグ」(13日、デンバー)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・投手」で出場する。投打同時出場は1933年に始まり、91回目の開催となるオールスター戦で初の偉業。日本投手が先発のマウンドに立つのは1995年の野茂英雄(ドジャース)以来、26年ぶり2人目。打者でスタメンに名を連ねるのは2010年のイチロー(マリナーズ)以来、11年ぶり4人目だ。

 試合前の大谷は球場近くで行われた“パープル”カーペットショーに参加。白のTシャツに濃紺のスーツ、白のスニーカーで着飾り、沿道を埋めたファンの歓声に手を振って応えた。ハリウッドスターのごとく、紫のじゅうたんを歩いた大谷は「こんなことはないので貴重な経験になっています。新鮮な感じでやらせてもらっています」と感想を口にした。

 前夜は日本選手、さらに投手では史上初となるホームランダービーに出場。第1ラウンドでソト(ナショナルズ)に敗れたが、再延長にもつれる死闘を演じた。計5分間で68スイングの過酷な戦い。イベント後は疲労困憊だったこともあってか、「ご飯を食べてすぐ寝ました」と大谷。一夜明けの体調と問われると、「眠いですけど、何とか頑張りたいと思います」と答えた。

 ベーブ・ルース以来、100年ぶりの本格的二刀流選手。リーグトップを独走する33本塁打を放ち、先発ローテーションを守って4勝、防御率3・49をマークする活躍で大きな注目を集めている。試合前に参加したイベントでもじゅうたんを歩きながら約20分間で日米計5回のインタビューを受けるなど、大忙しだった大谷は「あんまり得意な感じではない」と本音をのぞかせながら「楽しめたらな、と思ってます」と話した。

 球宴の舞台では先発でナ・リーグの強力打線に相手に1回を投げ、打者としてはサイ・ヤング賞3回の右腕シャーザーと対じする。降板後の二回以降はDHを復活できる特別ルールで打席に立ち続ける大谷は「ナショナル・リーグの選手のトップの皆さんとやる機会がそんなにないので、貴重な経験かなと思う。いろいろなバッターとピッチャーを見ながら勉強もできると思うので楽しみにしたいです」と気持ちを高ぶらせた。

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