なぜボーク?大谷が審判の説明を分析「僕はそうでもなかったかなと思いましたけど」
「ダイヤモンドバックス5ー6エンゼルス」(11日、フェニックス)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が日米初となる1試合2ボークを記録し、困惑の表情を見せた。
一度目は五回、2死一、二塁。ボークを取られて、笑顔を浮かべながら「WHYポーズ」で抗議する場面があった。打者エスコバルの初球を投じる前に2死一、二塁から右足をプレートで外して二塁へ偽投のけん制。だが、ここでメジャー初のボークが宣告された。
この後、2死二、三塁からエスコバルの4球目を投じた際にボークが宣告された。セットの制止が不十分と判定されたとみられる。大谷は不服そうに三塁塁審を見つめた。
審判に抗議したマドン監督は「私にはノーマルな動きだった」と話すなど、不可解な判定となった。
大谷は投手交代となった六回の守りで、イニング間に審判と話をする姿もみられた。試合後の大谷は「(1つ目は)審判に聞いた感じでは、たぶん、外すより早く上体が動いているっていう判断だったのかなと思うんですけど、2つ目に関してはまだ話してないのでというか、どこをどう取ったのか、まだはっきりはしてないです」と説明する一方で「僕はそうでもなかったかなと思いましたけど」と本音も。
マウンド上では納得のいかない表情を見せた大谷は「久々に、こう、なんて言うんですかね、マウンドでイライラしてしまったのかなというところはあるので、そこらへん、(自分は)まだまだだなっていう感じかなとは思うので、どういう状況でもしっかりと抑えることに徹することができれば、良くなると思う」と反省の言葉も口にした。
結局、5回2失点で勝ち負けはつかず。「5回を投げ切ったという意味ではそこは一つ良かったところではあるのかなと思っています」と話した。打者では二塁打2本を放ち、マルチ安打をマークした。