エンゼルス大谷 自己最長143メートル17号 キング1差&マルチ
「エンゼルス8-1ロイヤルズ」(8日、アナハイム)
大きな放物線を描き、はるか彼方に飛んでいく打球で地元ファンの度肝を抜いた。初回無死一塁。エンゼルスの大谷翔平投手(26)が右中間へ放った17号先制2ランはメジャー自己最長、飛距離143メートルの特大の一発だ。
「いいホームランでいいスタートが切れて良かったです」
ア・リーグ本塁打部門トップのゲレロ(ブルージェイズ)に1差に迫ると、続く三回の打席は時速181キロの弾丸ライナーで右中間を破る二塁打。前日は日米初となる2試合連続の3四球。バットを振らせてもらえないストレスを発散するかのように打ちまくった。
チームは5本塁打で8点を奪って快勝。一発攻勢の呼び水となった大谷の一打に、マドン監督は「この球場であそこまで飛んだ打球は見たことがない」と驚きの声を上げた。
長打2本で3戦ぶり16度目のマルチ安打。この日最後の打席となった七回は四球を選んで出塁した。直近5試合で8四球。敵の警戒が強まる中で大谷が次の一本を仕留めにいく。