「エンゼルス－レイズ」（５日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２６）が中８日で４度目の先発のマウンドに立つ。前回４月２６日のレンジャーズ戦はＤＨを解除して「２番・投手」で投打同時出場を果たしたが、今回は投手に専念。レイズの筒香嘉智内野手（２９）が「７番・一塁」で出場し、メジャー初対決が実現する。チームは３連敗中。

　試合前の会見でマドン監督は「ベンチの状況を見て今日は打たせないと私が決めた」と、ＤＨを解除せず、大谷を投手に専念させることを明言。「彼はこの試合で打者としても出場できた」と話し、控え野手が手薄なことから大谷降板後の選手起用が難しくなることを理由に挙げた。

　大谷はここまで投手として３試合に先発し、１勝０敗、防御率３・２９、１３回２／３を投げて２３奪三振。中でも決め球のスプリットは結果球の被打率が・０００。１９打数無安打１四球で１８個の三振を奪っている。前回登板は打者との同時出場で５回４失点の内容で３年ぶりの白星を手にし、打っては３打数２安打２打点、３得点をマークした。

　当初は中６日で３日の試合に先発する予定だったが、打者で出場した２日のマリナーズ戦で右肘に死球を受け、登板を回避。今回は９日ぶりのマウンドとなる。

　打者としては２８試合（代打１試合）に出場し、打率・２６４、リーグトップタイの９本塁打、リーグ４位タイの２２打点、同３位タイの６盗塁をマーク。前日の試合は左飛、中飛、左飛、四球で無安打だった。

　レイズの筒香は「７番・一塁」で３戦ぶりのスタメン。前日の試合は六回無死一、二塁の好機に代打で空振り三振だった。５戦１９打数連続無安打で打率を・１５５としている。

　▽エンゼルスのラインアップ

１番・二塁　フレッチャー　打率・２６７、０本塁打、１０打点

２番・右翼　ウォード　　　今季初出場

３番・中堅　トラウト　　　打率・４０７、８本塁打、１７打点

４番・一塁　ウォルシュ　　打率・３３３、６本塁打、２１打点

５番・遊撃　イグレシアス　打率・２７４、２本塁打、８打点

６番・ＤＨ　ゴセリン　　　打率・０００、０本塁打、０打点

７番・左翼　ラガレス　　　打率・０００、０本塁打、０打点

８番・捕手　スズキ　　　　打率・２３３、１本塁打、４打点

９番・二塁　ロハス　　　　打率・１６３、０本塁打、０打点

　　　投手　大谷　　　　　１勝０敗、防御率３・２９

　▽レイズのラインアップ

１番・二塁　ロー　　　　　打率・１９０、４本塁打、１１打点

２番・左翼　メドウズ　　　打率・２１６、７本塁打、１７打点

３番・ＤＨ　ディアズ　　　打率・２６９、０本塁打、８打点

４番・三塁　ウェンドル　　打率・２９０、３本塁打、１６打点

５番・中堅　キーアマイヤー打率・２４２、０本塁打、５打点

６番・捕手　メヒア　　　　打率・３１６、１本塁打、６打点

７番・一塁　筒香　　　　　打率・１５５、０本塁打、５打点

８番・右翼　フィリップス　打率・１８４、１本塁打、３打点

９番・遊撃　アダメス　　　打率・１７５、３本塁打、８打点

　　　投手　キトレッジ　　３勝０敗、防御率１・５４