大谷翔平、日米通算100号を喜ぶ「きょう1本打てたのは良かった」節目の1本は今季メジャー“最速弾”
「エンゼルス4ー7レンジャーズ」(21日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、三回に日米通算100本塁打となる5号ソロを放つなど、3打数1安打1打点、1死球。打率を・310とした。
16日ぶりに登板した前夜の試合終了から14時間半後にプレーボールを迎えたこの日のデーゲーム。大谷が快音を響かせたのは1点リードの三回だ。カウント2-2と追い込まれながら、高めに浮いた内寄りスライダーにバット一閃。初速172キロ、飛距離122メートルの打球が右中間席へアーチを架けた。
4戦ぶりの5号ソロはメジャー通算52本目の本塁打。日本ハム時代の48本と合わせると日米通算100本目のメモリアル弾。先発投手との二刀流選手としてプロ9年目、672試合目で達成した大きな節目に試合後の大谷は球団広報を通じて「時期(について)はあまりわからないですけど、とりえず、きょう1本打てたのは良かったかなと思います」とコメント。日米それぞれで思い出に残る1本には「どちらも最初の1本は思い出に残っている。特別な1本かなと思ってます」と、13年7月10日の楽天戦で永井から記録したプロ初本塁打と18年4月3日のインディアンス戦でトムリンから打ったメジャー初本塁打を挙げた。
今季放った過去4本の本塁打はいずれも確信をもってゆっくりと一塁へ走ったが、この日は打球の行方を目で追いながらほぼ全力疾走。走りながら笑顔を見せた走塁にに大リーグ公式サイトのサイモン記者は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニが17・3秒でベースを回った。フェンスオーバーの本塁打では今季メジャー最速だ」と伝えた。