レンジャーズ有原、窮地で筒香封じて米初勝利 圧巻10者連続アウトで6回途中無失点

 レイズ戦に先発し、メジャー初勝利を挙げた有原=セントピーターズバーグ(USAトゥデー・ロイター=共同)
 レイズ戦に先発した有原=セントピーターズバーグ(AP=共同)
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 「レイズ1-5レンジャーズ」(14日、セントピーターズバーグ)

 レンジャーズの有原航平投手(28)が3度目の先発でメジャー初勝利を手にした。5回2/3を投げて3安打無失点、無四球5三振の快投だった。85球のうちストライクは53球で防御率3・07。レイズの筒香嘉智内野手(29)は「7番・指名打者」で出場し、4打数1安打で打率を・158とした。

 メジャー初黒星を喫した前回9日のパドレス戦から中4日のマウンド。初回を3人で片付けた有原は、味方打線が1点を先制した直後の二回に試練を迎えた。

 先頭ディアズの強い打球をグラブで弾いて走者を出すと、5番ウェンドルに内角146キロ直球を右翼線二塁打にされる。無死二、三塁の窮地。しかし、マウンド上の有原は落ち着いていた。マーゴットを146キロ速球で左飛に打ち取ると、今季初の日本人対決となった筒香をスライダーで空振り三振。ズニーノもチェンジアップで空振り三振に斬り、ピンチを脱した。

 三回は1死から安打を許し、暴投で得点圏に走者を置いたが、後続をピシャリ。四回は13球で三者凡退。五回は先頭で迎えた筒香をフルカウントから143キロカットボールで一ゴロに仕留めるなど、3人で締め、六回に最初の2人を打ち取ったところで交代。最後は圧巻の10者連続アウトで最少リードを守り切り、勝利のバトンをリリーフ陣に託した。

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