レイズ筒香、逆転機に空振り三振 今季日本人初対決はレンジャーズ有原に軍配

 「レイズ-レンジャーズ」(14日、セントピーターズバーグ)

 レイズの筒香嘉智内野手(29)が「7番・指名打者」で出場。1点を追う二回1死二、三塁の場面でレンジャーズの有原航平投手(28)に空振り三振を喫した。

 今季初めて実現した日本人対決。0-1の二回1死二、三塁の逆転機に打席に入った筒香は有原に対し、ワンボールから高めの145キロカットボールを空振りした後、外にはずれたチェンジアップを見送り、カウント2-1。4球目、高めの151キロ直球をとらえ切れずにファウルにして追い込まれると、5球目、外に抜けたスライダーにバットを止めることができず、空振り三振に倒れた。

 筒香は前日まで10試合に出場し、打率・147(34打数5安打)、0本塁打、1打点。開幕から1番で起用されたが、出塁率も・216と振るわず、前日13日の試合では打順を6番に下げた。

 この日の試合前にオンライン取材に応じ、結果が出ない状況を「自分の中で崩れてる、自分が原因で崩れてしまってるところが大きい。打席の中でしっかりとした自分のスイングができずに凡退っていうのがここ何試合か多かった」とし、「結果は出ていないんですけど、打席に立てば、チームのために全力でやるだけ。我慢というか、焦らず、いい成績を出すためにやっていくだけです」と自分に言い聞かせるように話した。

 1番では期待された出塁率の高さを発揮できず、「自然に自分の中で考えすぎていた部分はあったと思います」と筒香。38打席で14三振には「ここ数試合で言いますと、自分の感覚が本当に良くなかったので、三振の数が多くなっていると思います」と自己分析した。

 今季初めて打順を6番に下げた前日の試合は3打数無安打に終わったが、「自分の中でいい感覚の傾向も出ているので打席に落ち着いて入れたらなと思っています」と復調の兆しを感じ取った様子。「昨日のスイングができていれば自然にいい結果になるのかなと思ってます」と前を向いた。

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