大谷 2戦連続“猛打ショー” 4号ソロで日米通算100号王手

 「ロイヤルズ3-2エンゼルス」(13日、カンザスシティ)

 敵地が沸いた。0-2の五回2死。エンゼルスの大谷翔平投手(26)が左腕ダフィーの低めスライダーを右中間席へ運んだ。飛距離131メートルの4号ソロ。日米通算99本とし、節目の数字に王手をかけた。

 足でも魅せる。一回。シフトを敷いて三遊間に位置した三塁手へのボテボテの打球に、全力疾走。一塁を駆け抜け、自ら「セーフ」のポーズ。俊足で内野安打を勝ち取った。

 九回1死一塁では179キロの高速打球を右前へ運び、好機を拡大した。2試合連続3安打で打率は・364まで上昇。マドン監督は「これ以上ないほどの自信を持ってやっている。見ていて本当に楽しい」と言った。

 今季の本塁打はすべて128メートル以上。4日の登板では163キロを計測。打席から一塁までの到達時間はメジャー3位。五回に大谷の一発が飛び出した時、中継局の実況は「スーパーヒーローがまたやりました」と叫んだ。投打走と非凡な才能を見せつける26歳は、まさにスーパーヒーローだ。

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