大谷、今季初のベンチスタート 指揮官「きょうも出たがっていた。明日は出場見込み」

 「エンゼルス-アストロズ」(5日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は開幕5戦目で初めてスタメンを外れた。

 メジャー4年目で初めて投打同時に出場した前日のホワイトソックス戦の守備で走者と交錯して転倒。左脚を引きずりながら交代。一夜明けの体の反応が心配されたが、この日の試合前の会見でマドン監督は「彼はきょうも出たがっていたので私たちは折り合いつけた。きょうは代打の可能性はある」と、“強制休養”であることを明かした。負傷箇所については「今日はまだ話を聞いていないが、昨日の話では大丈夫ということだった」とし、「明日は出場する見込みだ」と話した。

 大谷はここまで投打同時出場1試合を含む4試合に打席に立ち、打率・188(16打数3安打)、2本塁打、3打点、1盗塁。打率は低いが、無安打だった開幕戦の後は2本塁打を放つなど、3試合連続で安打を記録している。前日の試合後の大谷は「打席は全部、ほぼ完璧な内容だった。打席に関しては言うことはない」と自己評価した。

 4日のホワイトソックス戦はメジャー118年ぶりとなる「2番・投手」で出場し、打者では2号ソロを放つなど、3打数1安打1打点。投手では5回途中2安打3失点(1自責)、5四球7三振。18年6月20日以来、3年ぶりの90球越えの力投を見せたが、五回の守備で本塁ベースカバーに入った際に敵軍走者と交錯して転倒。フィールド上でトレーナーに左脚と腰の右側に手をやりながら症状を説明し、後遺症が心配されたが、試合後の会見では「問題ないとは思いますね」と軽症であることを説明。この日の試合前のチーム練習には参加せず、室内で調整した。

▽エンゼルスのラインアップ(数字は今季4試合の成績)

1番・二塁 フレッチャー 打率・313、0本塁打、1打点

2番・一塁 ウォルシュ  打率・500、2本塁打、6打点

3番・中堅 トラウト   打率・333、0本塁打、2打点

4番・三塁 レンドン   打率・200、0本塁打、0打点

5番・左翼 アップトン  打率・250、1本塁打、4打点

6番・DH プホルス   打率・125、1本塁打、4打点

7番・遊撃 イグレシアス 打率・188、0本塁打、0打点

8番・捕手 スズキ    打率・250、0本塁打、0打点

9番・右翼 ファウラー  打率・182、0本塁打、0打点

   投手 キンタナ   今季初登板

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