「エンゼルス－ホワイトソックス」（４日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２６）がメジャー４年目で初めて投打同時出場。メジャー１１８年ぶりとなる「２番・投手」で打っては初回の打席で１３７メートルの先制２号ソロを放つなど、３打数１安打１打点。投げては最速１６３キロを計測するなど、四回まで１安打無失点、６三振の力投を見せたが、五回に制球が乱れて同点とされた。本塁へベースカバーに入った際に相手走者のスパイクを左足に受けて転倒するアクシデント。左足を引きずりながらベンチ裏に消えた。４回２／３を２安打３失点（１自責）、５四球７三振。９２球だった。

　まさかの結末に米メディアも動揺を隠せなかった。スポーツサイト「ジ・アスレチック」のアルダヤ記者は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニは自力で歩いて下がっている。彼にとっては素晴らしい夜になるはずだったが、なんというワイルドで、恐ろしい結末なんだ」とつづった。大リーグ公式サイトのボリンガー記者は「オーノー」、「オオタニがホームベース上で崩された」などと目の前に起こったプレーをツイートした。

　球団広報部は大谷の容態に関するミナシアンＧＭの談話を発表。「ショウヘイは大丈夫です。いくらか通常の痛みがあり、明日、再検査を行います」。さらに「けがによる降板ではない」とし、オープン戦最多の６３球を大きく上回った投球数や投球内容を考慮した上での降板だったと示唆した。