大谷がメジャー屈指の抑えから今季1号 指揮官「ショウヘイの自信深まる」粘りも称賛

 ホワイトソックス戦の9回、今季初本塁打となる2ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 ホワイトソックス戦の9回、今季初本塁打となる2ランを放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス8-12ホワイトソックス」(2日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、九回の第5打席で1号2ランを放った。開幕2戦9打席目に初安打を記録し、5打数1安打2打点、2得点。昨年9月23日のパドレス戦以来の一発でメジャー通算48本とし、城島健司(マリナーズ)に並ぶ日本人歴代3位タイに浮上した。

 6点ビハインドの九回1死二塁。ここまで4打席3三振に封じられていた大谷が勝利への執念を見せた。ホワイトソックスの守護神ヘンドリクスがフルカウントから投じた外角156キロ直球を完璧にとらえると、時速171キロの打球が低い弾道で右翼席に突き刺さった。

 メジャー屈指のクローザーとの対決。試合後のエンゼルス・マドン監督は「とても才能あふれる2人のマッチアップだった」と表現しながら、最高の答えを出した大谷について「ショウヘイの自信が深まるのは間違いない」。カウント1-2と追い込まれながらフルカウントまで持ち込んだことには「(最終的に)ヘンドリクスに30球以上投げさせたことも大きかった。敗戦の中でもできるだけ相手に球数を投げさせることは明日以降の試合にも影響する。最後まで諦めていないということだ」と、打席内で見せた粘りも称えた。

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