メジャー通算755発ハンク・アーロン氏死去 日米野球で王貞治と本塁打競争も

ハンク・アーロンさん(1974年撮影)
ハンク・アーロン氏と王貞治氏(1974年撮影)
王貞治とのホームラン競争を行ったハンク・アーロン(アトランタ・ブレーブス)
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 メジャー最多の通算2297打点と同2位の通算755本塁打などの記録を持ち、82年に殿堂入りしたハンク・アーロン氏が22日朝(日本時間23日)に死去した、とCBS電子版が伝えた。86歳だった。

 1934年にアラバマ州で生まれたアーロン氏は51年、17歳の時にアフリカ系米国人を中心にしたニグロリーグでプロ生活をスタート。その後、2年のマイナーリーグをへて、54年にブルワーズでメジャーデビューを果たした。その卓越した打撃技術と圧倒的な長打力を武器に3年目の56年に首位打者を獲得すると、翌年には44本塁打と132打点で2つのタイトルを手にしてワールドチャンピオンに貢献。63年、さらにブレーブスへ移籍した66年にも二冠に輝いた。

 76年、42歳で現役引退。メジャー23年の通算成績は打率・305、歴代3位の3771安打、同2位の755本塁打、同最多の2297打点。MVP1回、首位打者2回、最多本塁打4回、最多打点4回。ゴールドグラブ3回。球宴には55年から75年まで25年連続で選出され、82年に殿堂入りした。

 74年には日米野球で来日し、巨人の王貞治氏と本塁打競争を繰り広げ、10-9で勝利するなど、日本の野球ファンを魅了。77年に王氏が通算756本塁打を放ち、自身が持つ当時のメジャー最多記録を超えた時には祝福したことでも知られている。

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