レンジャーズ、有原航平と2年契約正式発表 総年俸6・4億円 有原「本当にわくわく」

 米大リーグ、レンジャーズは26日(日本時間27日)、日本ハムの有原航平投手(28)と2年契約で合意したと発表した。米報道によると、年俸は来季が260万ドル(約2億7000万円)、22年が360万ドル(約3億7000万円)。ポスティングシステムの規定により、総額620万ドル(約6億4000万円)の20%の124万ドル(約1億3000万円)が譲渡金としてレンジャーズから日本ハムに支払われるという。

 有原はこの日、球団を通じて英文でコメントを発表。球団への感謝の言葉とともに「この街で成長し、成功するために頑張っていきたい」、「レンジャーズファンの前で投げられることに本当にわくわくしています」と思いをつづった。

 今季のレンジャーズは23勝38敗でア・リーグ西地区最下位に低迷。シーズン終了後にエースとして期待されていたクルバーの来季の球団オプションを却下し、チーム最多勝のリンをホワイトソックスへトレードで放出するなど、先発ローテーションの強化が急務だった。

 ギブソン、ライルズらとともに来季の先発陣の柱として期待されている有原についてジョン・ダニエル編成本部長は「コウヘイ・アリハラの加入によって先発ローテーションに厚みが出る。彼は19年のブレークシーズンを含め、6シーズンにわたって日本で成功しており、ここでさらなる成功を収めることを信じている」との談話を発表した。

 ア・リーグ西地区には大谷翔平が所属するエンゼルス、菊池雄星のマリナーズも所属しており、来季は新たな日本人対決が注目を集めそうだ。

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