大谷 4号2ラン!井口に並ぶ日本勢歴代4位タイのメジャー通算44号

 「エンゼルス10-9アスレチックス」(10日、アナハイム)

 狙った獲物を逃がさなかった。2点を追う六回1死一塁。エンゼルス・大谷翔平投手(26)が右腕・トリビーノの初球154キロツーシームを完璧にとらえた。

 「打った瞬間、入るなとは思いました」

 中堅スタンドに飛び込んだ手応え十分の打球は4戦ぶりの一発となる4号同点2ラン。日本勢では井口に並び歴代4位タイとなるメジャー通算44号に「初球からいいスイングができて良かった」と満足感を漂わせる。

 復調の兆しは前日のレンジャーズ戦。初回に3戦12打席ぶりの安打となる中前打を放ち、六回の左翼線二塁打と合わせて今季初の1試合2安打。「ちょっとずつですけど状態はいいかなと感じていた」。この日は四回の第3打席で右翼線二塁打。「きょうはもうちょっと良くなった」と2戦連続マルチでさらに自信を深めた。

 チームは大谷の一振りで息を吹き返し、逆転で連敗を3で止めた。打率を2割台に戻し「いい感覚が出てきたら勝手に数字は伸びてくる」と力を込めた。

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