大谷翔平、12打席ぶり安打は今季初適時打 本拠地開幕戦で大勝

 「エンゼルス10-2マリナーズ」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「5番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点。六回に12打席ぶりのヒットとなる右中間適時二塁打を放ち、今季初打点を記録した。チームは大勝し、連敗を2で止めた。

 今季初めて5番で起用された大谷の第1打席は二回1死走者なしの場面。初対決の左腕シェフィールドに対し、カウント1-1から高めの148キロ速球を打って遊ゴロだった。打球はシフトで二塁ベースの右側を守った遊撃手の正面だった。

 三回の打席は2点を先制し、なおも2死満塁の絶好機。初球、高めに抜けたカーブを見送った後、内角146キロシンカー、同148キロシンカーを打ち損じてファウルにして追い込まれると、最後は134キロスライダーを打ち上げて二飛に倒れた。

 五回1死の打席は2番手左腕コルテスに対し、ツーボールからカーブを打って遊ゴロだった。

 11打席連続無安打で迎えた六回2死一塁の打席。大谷は3番手右腕グロッツに対し、ワンボールから146キロシンカーを鋭くはじき返した。低いライナーの打球は中堅フェンスの下部を直撃。滑り込むことなく二塁に達した。大リーグ公式サイトによると、打球速度は180キロ、飛距離119メートル。超高速弾丸ライナーだった。

 八回の第5打席は空振り三振。カウント1-2から2球連続ファウルの後、6球目の外角スプリットにバットは空を切った。

 エンゼルスは昨年12月に7年2億4500万ドル(約257億円)の大型契約で獲得したレンドンが脇腹痛から復帰し、「3番・三塁」で今季初出場。八回の打席で左翼ポール際に1号2ランを放つなど3打数1安打2打点、2四球だった。

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