レイズ筒香 史上5人目デビュー弾!韓国人左腕・柳賢振から2ラン

 「レイズ4-6ブルージェイズ」(24日、セントピーターズバーグ)

 日本選手が新型コロナウイルスの影響で約4カ月延期された開幕戦に臨み、相次いで好スタートを切った。DeNAから移籍したレイズの筒香嘉智外野手(28)は「3番・三塁」で先発出場。五回に1号2ランを放ち、メジャーデビューを飾った。西武から移籍のレッズ・秋山翔吾外野手(32)は、六回に代打で初出場して中前適時打を放った。

 鮮やかにデビュー戦を飾った。NPBで本塁打、打点の2冠王(16年)に輝いたこともある実力を、いきなり見せつけた。

 5点を追う五回2死一塁、筒香が打席に入った。昨季ドジャースで防御率1位のタイトルを獲得したサウスポー柳賢振の外寄り速球を迷わず振り抜き、左中間席へ2ランを運んだ。日本選手がデビュー戦で本塁打を放つのは5人目。冷静な言葉を並べることが多い強打者が「この舞台でホームランが打てたことはうれしい」と率直に喜びを口にした。

 1打席目から二ゴロ、死球に終わり、巡ってきた打席だった。抜群の制球力を誇る相手に3ボール1ストライクと見極め、有利なカウントに持ち込んだことが大きかった。その後、フルカウントから一発が飛び出した。

 筒香にとって中堅から左方向への長打は理想とする打球だ。中断前の3月のキャンプでは、打撃練習で意図的に流し打つ場面が見られた。「僕の基本は反対方向」と速球派が多いメジャーに適応するため、ボールを引きつけてから捉える準備に余念がなかった。

 レイズには主力として迎えられたとあって、初戦の黒星に「気持ちは次の試合に向いている」と表情を崩さなかった。これまで打者に専念する日本選手で、長距離砲として成功した例はヤンキースなどで活躍した松井秀喜ただ一人。この日の一発で、その後継者として期待を抱かせるシーズンの幕開けとなった。

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