MLB 抗議したら即退場 7・3キャンプ再開、開催概要発表

 米大リーグ機構(MLB)は29日(日本時間30日)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断したキャンプを7月3日に再開することなど今季の開催概要を発表した。感染予防策として、抗議のために選手や首脳陣が審判、もしくは相手選手や首脳陣に6フィート(約1・8メートル)近づいた場合、即座に退場処分が課される厳格なルールが定められた。

 鬼の形相で球審や相手に詰め寄るシーンは見られない。6フィートを越えて歩み寄った瞬間、退場となる新ルール。罰金や出場停止の規定も設けられ、冷静な対応が求められることになる。

 新型コロナ対策の一環で、すでに米メディアで報じられていたように、各球団にはベンチやブルペンの拡大を要請。ソーシャルディスタンスを保った上で、かみタバコやツバ吐き、メジャーで観衆となっているヒマワリの種なども禁止される。

 7月23日か24日に60試合で開幕する公式戦に向け、選手は同1日までにキャンプ地へ集合。新型コロナの検査を受けた上で、3日からキャンプをスタートさせる。オープン戦は各球団、3試合まで組むことが可能となっており、自チームで行う紅白戦に関しては制限は設けられていない。

 他にも指名打者制やタイブレーク制など、異例ずくめの2020シーズン。感染防止に最大限の注意を払った上で進められる。

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