ロッキーズ・デズモンドも感染懸念で出場拒否 報酬6億円放棄 MLB4人目

 米大リーグ球宴2回出場のロッキーズ、イアン・デズモンド外野手(34)が29日(日本時間30日)、自身のインスタグラムを更新し、新型コロナウイルスの感染を懸念して7月下旬に開幕する今季はプレーしないと発表した。出場拒否権を行使するのはメジャーではダイヤモンドバックスのマイク・リーク投手(32)、ナショナルズのライアン・ジマーマン内野手(35)とジョー・ロス投手(27)に続いて4人目。5年7000万ドル(約75億3000万円)契約の4年目となる今季年俸は1500万ドル(約16億1000万円)で60試合制の短縮日程のため37%の約550万ドル(約6億円)が保証されていたが、出場拒否権行使で全額を放棄する。

 デズモンドはこの日、SNSで真っ黒の背景に白の文字でつづった長文を投稿。書き出しで人種差別問題に言及し、ミネアポリスで起こった白人警官による黒人男性の暴行死事件や自身の少年時代の経験を記述。さらに現在のメジャーについては「今は野球では労使紛争が起こっている。フィールドでは利己主義が蔓延している。クラブハウスには人種差別、性差別、同性愛嫌悪のジョークがあり、うんざりする問題を抱えている」と苦言を呈した。

 また、夫人が現在妊娠中で4人の子供がいることを明かし、「新型コロナウイルスの世界的流行によって野球シーズンがさらされているリスクを負うことはできない」、「今の僕がやるべきことは家にいてあげることです。コロナウイルスや公民権、命について子供たちの疑問に答えるべく家にいる必要があります」などと説明した。

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