MLBの60試合制案受諾か拒否か 選手会20日にも方針
米大リーグの今季開催案として大リーグ機構(MLB)が試合数に比例した年俸での60試合制、選手会が同70試合制を主張している労使協議でMLBは19日、60試合より多くは実施しないと選手会に通告した。ともに開幕は7月19日の設定で、3週間のキャンプ期間を踏まえるとタイムリミットは目前。スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、選手会は20日にも理事会を開き、方針を決めるとみられる。
労使は新型コロナウイルスによるシーズン縮小に伴う年俸削減幅で対立し、協議が1カ月以上に及ぶ。一時は今季中止も取り沙汰されたものの、隔たりは10試合にまで縮まっている。だが、これまで複数回、修正案を出してきたMLBはトップ会談を経ての今回の提示は譲っておらず、最終回答とみられる。
米メディアによると、選手会は60試合制を受け入れるか、受け入れずにMLBの強行開催に委ねるかなどが選択肢だ。かねて対策が懸案事項だった新型コロナが影を落とす中で決着をみるのかどうか、選手会の結論に注目が集まる。