選手会とMLBで年俸案に大差 マー君は17・8億円か4・7億円

 今季開催に向けて労使交渉が難航する米大リーグで、選手会と大リーグ機構(MLB)の両案に基づいて選手が得る年俸の比較を、AP通信が5日に伝えた。

 日本選手で最高年俸のヤンキースの田中は選手会案で約1619万ドル(約17億8000万円)、MLB案で約426万ドル(約4億7000万円)となる。同様にカブスのダルビッシュは約1548万ドルと約416万ドル、エンゼルスの大谷は約49万ドルに対し約31万ドルと開きがある。また、ヤンキースなど選手の年俸総額が巨額な一部の球団では、両案で1億ドル以上の差が出る。

 MLBは5月26日に82試合制で、高年俸選手ほど減額率が上がる6段階の基準に試合数に比例した削減を提案した。選手会は5日後に114試合制、単に試合数に比例した年俸で対案を示し、約3割の減額にとどめようとしている。

 MLBはこれを却下し、「最終手段」とされていた50試合制をちらつかせる。5日には選手会が、一致していたプレーオフのチーム数拡大や中立地での開催の拒否を辞さない姿勢で応酬した。「米国から野球の試合を奪おうとしている」と批判し、徹底抗戦の構えだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス