Rソックス、サイン盗みは走者二塁時限定 映像担当者主導 MLB調査結果公表

 米大リーグ機構(MLB)は22日(日本時間23日)、レッドソックスによる18年のサイン盗み疑惑に関する調査結果を公表。走者を二塁に置いた場合のみ映像機器を使用した事実があったとして、リプレイ検証映像担当者の今季の職務停止と来季の映像担当禁止、今季のドラフト2巡目指名権の剥奪の処分を科した。

 また、アストロズのベンチコーチ時代の17年にサイン盗みに関わったことが判明し、1月にレッドソックス監督を解任されたアレックス・コーラ氏は同チームでの違反行為に関与していなかったことが判明し、アストロズでの違反行為に対して今季の職務停止処分が決まった。

 MLBが公表した報告書によると、18年にワールドチャンピオンになっているレッドソックスのサイン盗みはリプレイ検証映像担当者のJ・T・ワトキンス氏の主導で行われ、コーラ前監督ら首脳陣や球団フロント陣は把握していなかった。選手の中でも関与したのはごく一部だった。手法は同氏が映像室で解読した相手投手の球種や配球の傾向を試合前や試合中に選手たちに伝え、二塁に走者を置いた場面でのみ使用。割合は18年シーズン全打席のうち19・7%だったという。

 17年のアストロズがセンターカメラからのライブ映像を映像検証室で球種を解析し、ごみ箱を叩いた音で打席内の打者に伝達していたケースとは異なると結論。アストロズは罰金500万ドル(約5億4000万円)、ヒンチ監督とルノーGM(いずれも当時)の20年シーズンの職務停止、20年と21年のドラフト1巡目、2巡目指名権の剥奪の厳罰に対し、軽い処分となった。

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